人事は企業の入り口。何を意識しているのか?

人事と聞くと「面接にいる、こわい人…」という印象の人もいるようです。

しかし、イメージだけで決めつけて良いのでしょうか??人事とは?人事のシゴトとは?某IT企業にて人事採用をしてらっしゃる方をゲストにお招きし、人事について考えていきます。

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まずは人事の仕事内容についてお話。人事は採用担当をしているように思われがちですが、他にも、自社をより良くするための制度設計や、社員の教育、評価などを行っているそうです。

社内と社外で「人」のことを最も考えたシゴトなんですね!

 

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ゲストの方から人事について学んだ後は、実際に居酒屋の採用担当になったつもりで、グループごとに人事のシゴト体験!

大企業の居酒屋、中小企業の居酒屋、個人経営居酒屋の3つに分かれて、それぞれの特徴や条件を参考にしながら、まずは担当する店舗の資料や、架空の履歴書をもとに、人材採用の戦略を立てていきます。

どんな人材が必要か…
お店の強みは…

 

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戦略が固まったら、求人誌などを参考にしながら、求める人材が来たくなるような求人広告を作成していきます。

 

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次に、面接する人を選出するのですが、本当の採用担当のように、みなさん真剣に自社について考え、「お店で活躍できる人は誰なのか」と、履歴書を見比べています。

 

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グループごとに完成した求人広告のプレゼンタイム!それぞれ店舗の規模や特徴が違うため、グループごとに広告へ押し出すポイントやターゲティングにも違いが見られました。

 

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そして、採用面接 体験!面接では限られた時間の中で、応募者がどのような人か、働く上で何を求めるのかを聞きだしながら、採用しても辞退されないよう、自社の魅力付けをしてアピールする必要があります。能力を見抜くような質問をすることも重要。

 

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面接の結果発表。欲しい人材をいかに募集できたか、雇えたかがポイント。なかなか裏まで見抜くような質問は難しかったようですが、最終的には無事どのグループも応募人数の定員まで採用することが出来ました。

そもそも、「ヒト」がいなければ会社は成り立たない。

ゲストの方は会社の資源として「ヒト・モノ・カネ・情報」があるとした上で、「ヒト」、つまり誰を採用するかはとても大事なことだと言います。

また、採用する際には「必要な人材」という観点だけでなく、就職は人の「人生」に関わることなので、その人の「人生」についても考えて採用しているのだ。

こういった、人事として仕事をしている人の想いや仕事を体験できた事はいろんな選択肢を見ている学生にとって、有意義な時間だったにちがいない。

<参加者の声>

学生である私は「面接」と言えば、 自分の事だけを考え「採用してもらうこと」に必死でした。しかし、今回、人事の方は会社の事を真剣に考えに考えた上で、 採用活動を行っていることを知りました。

「会社を好きな気持ちがあるから、人事ができる」 この言葉にその真剣さや、人事への熱意が感じられるように思います。

(文責:高柳龍太郎)

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